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ゼファーガーデン(the zephyr garden)

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サンディエゴ、スターバックス事情

「場」を決めるものより。

スターバックスはもはや喫茶店という概念に収まらない不動産業という側面を持ったビジネスの場であるという非常に興味深い考察。

そんな大胆かつ説得力のある仮説を唱えられたらスターバックス発祥の地にいる自分も考えねえワケにはいかねえだろう、と勇んで行ってきました。

レポートに入る前に少しばかり前置きを。
僕の生まれた町にはスターバックスと名乗る喫茶店は駅前に1つのみと記憶しています。
そしてその店に僕は数えるくらいしか行ったことがありませんでした。
東京に出てきてもほとんど立ち寄ったことはありません。
即ち日本でのスターバックスの立ち位置を正確に把握していません。
その時点でfastskaさんの仮説の考察は容易ではなく、且つ日本とアメリカにおけるスターバックスの役割は当然異なってくるために少々脱線気味の考察となりました。
しかしそんな中でも収穫が無かったワケでは当然無く…。





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調査(と呼べる程大それたモノではないけれど)の対象に選んだ店は人の集まるサンディエゴダウンタウン内で最も大きい店舗の1つ。
平日のお昼の休憩時間を利用して乗り込む。
注文はいつも通り2番目に安い飲み物アイスティー。
店員に事情を説明して店内撮影許可を得る。
そして店内を見渡す。
瞬間、致命的失敗に気付いた。
平日の昼時に混雑している訳がなかった。
客はテラス席に2組、2階席に2組しかいなかった。
テラス席の内の1組はアジア系(否日本人)の学生らしきグループ。
もう1組は老夫婦。
2階席は勉強に励む女性とパソコンを持ち込んでいる男性。
ちょっと落胆しながら考えると、まさにこれこそがアメリカ(サンディエゴ)のスターバックスではないかと閃く。
今まで何度も入店してきたがビジネス関係の待ち合わせや打ち合わせの場よりも圧倒的に寛(クツロ)ぎ、そして勉強の場として機能している印象なのだ。

ここで僕も仮説を立ててみる。
まず店舗の多さ。
これこそが逆に待ち合わせにそれ程使わない理由なのではないだろうか。
少し歩くだけで幾つも見つけられるので正確な店舗を指定して待ち合わせるにはお互いに指定された店舗に最低1度は訪れていないといけない。
まあ当然「3rdアベニューとCストリートの交差点のスターバックス」などと指定することでこの点は解消できるであろうが。

次に敷居の低さ。
価格と露出という点で喫茶店の中で断トツの入り易さを誇るスターバックス。
これが中学生から老夫婦まで幅広い客層を招く要因の1つになっていると思う。
実際老夫婦で巨大なフラペチーノに吸い付いている光景は珍しくない。
それと学生の勉強場としての機能も抜群だ。
実際僕もアイスティー1つで長時間居座ることもある。

最後にお国柄。
カリフォルニア最南端のこの地域は非常に過ごし易い気候で人々は年中のんびりモードだ。
これは何もカリフォルニアに限った話じゃないだろうが、少なくとも東海岸の寒い地域に比べればケツの穴は緩いのではないだろうか。
そんな彼らにすれば「カフェはカフェ」であることは当然なのかもしれない。


そしてこれら3つの視点から展開した仮説をぶち壊しもう1つ仮説を立ててみる。
「もしもアメリカのスターバックスでも日本と同じようにビジネスの場としての機能が活躍しているとしたら」

このもう1つの仮説を支える考え方は1つ。
アメリカ(サンディエゴ)のビジネスマンはスーツを着ない。
少々語弊があるが、本当にビシッとスーツを着ている社会人は少ないのだ。
そして私服の彼らがカフェで打ち合わせをしていたとしたら…。
甘いスムージーを飲みながら会社のこれからの展望を議論していたとしたら…。
一転して「不動産業の側面を持つビジネスの場」のできあがりだ。
このことを裏付けるには聞き耳を立ててみるのが手っ取り早いかもしれない。

自分なりに考え得る事例を2つ挙げてみたが当然結論など出ないし、仮にあったとしてそれは当然人それぞれ違ってくる。
そして僕の場合は喫茶店と勉強場、これしかない。
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by zephyr_garden | 2005-07-08 18:48 | カルチャー
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