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ゼファーガーデン(the zephyr garden)

toughshot.exblog.jp

わたしを海につれてって!~彼女の名はブランディ~

西の入り江には日に100の船が出入りする港があった。
孤独な水夫たちはふるさとの話をしながら楽しい時間を過ごしていた。

彼女は港町のバーでウイスキーとワインを運んでいた。
水夫たちが口々に言う。
「ブランディ!お前は気立ての良い女だぜ」
「ああ、きっと良い嫁になるな」
「そうさお前の瞳が俺たち水夫を海から引き上げちまうんだ」

ブランディの首にはスペイン製のシルバーチェーンがかかっていた。
ロケットに刻まれているのは愛しい彼の名前。

ある夏の日、彼が遠い地のみやげと共に帰ってきた。
しかし彼はここにはもういられないと打ち明ける、
港をふるさとにすることはできない、と。

愛しい彼が言った
「ブランディ、君は素晴らしい女性だ」
「きっと素敵な奥さんになるよ」
「でも、僕の恋人は・・・僕の唯一の女性は・・・僕の人生は・・・この海なんだ」

ブランディはずっと彼の瞳を見ていた。
彼の言葉を理解するので精一杯だった。
そして彼はブランディの前から姿を消した。


バーも閉まった夜の港町、ブランディは静かな町並みを歩いていた。
心から愛した、もうここにはいない彼の声が今も聞こえる。
「ブランディ、君は素晴らしい女性だ」
「きっと素敵な奥さんになるよ」
「でも、僕の恋人は・・・僕の唯一の女性は・・・僕の人生は・・・この海なんだ」





looking glass/Brandy
歌を聴くとき、歌詞にはほとんどこだわりません。
自由を歌おうが愛を説こうが、怒りを示そうがマリファナを讃えようが、メロディが気に入ればそれでいいんです。
でも口ずさんでいた歌がこんな物語だったことを知ったときはこの歌をより好きなった。
良い歌です。
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by zephyr_garden | 2006-07-21 14:28 |
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