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ゼファーガーデン(the zephyr garden)

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2006年を総括する試みその五~ZG漫画夜話より~

のだめカンタービレという漫画をご存知か。
のだめカウンタービルじゃあない。
今最も人気のクラシック音楽を題材にした少女漫画である。
たぶんドラマとかやってる、今。

そんな「のだめ」について
画に動きがないだとか
線が硬いだとか
トーンがないから服装によってコマが真っ白になるだとか俗なことを言っちゃあイケナイ。
のだめこそ優れた漫画の要素を再確認させてくれる作品だからだ。

その要素とは「キャラクターが魅力的」、これに尽きる。
ストーリーそのものはテンポが早いために爽快感があるけれど、そこまで秀逸なわけではない。
人物画も、欧州人を描くには浦沢でも参考にしてみたらどうかというところ。
しかし、面白いのだ。
キャラが活きている、キャラが立っている。のだ。
無理にでも何か口癖をつけてキャラ立ちを図る某海賊漫画とは違う。
キレイにまとめるだけで全然リアリティを感じさせない某恋愛事情漫画とは違う。
俺様・王子様タイプで努力型天才のヒーローや、がさつでずぼらで色気より食い気だけどピアノの才能は随一のヒロインをはじめ、ほぼ全てのキャラがしっかりと詳細情報を与えられている。
登場初期から設定がガラリと変わるキャラがいないため安定しているし(ヴィエラ先生は最初は実父のつもりで描いたんじゃないかと勘繰ってしまうが)、伏線も程よく描かれている。
ドラマ化され高視聴率(だよね?)を稼ぐのは充分計算できる作品だと思う。

昨今の漫画原作→映画・ドラマ化の流れを体現する作品の一つ、
のだめカンタービレは2007年も注目に値するのです。
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by zephyr_garden | 2006-12-31 23:20 | 雑記
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