ブログトップ

ゼファーガーデン(the zephyr garden)

toughshot.exblog.jp

スヌーカーという競技

d0059577_5441536.jpgみなさんスヌーカーってご存知です?
ビリヤードの一種なんですがはっきり言って日本では相当マイナーな存在です。
しかし本場のイギリスではこのスヌーカーの選手たちが毎年長者番付の上位に位置したり、国から勲章をもらう選手もいたりと相当の人気を誇ります。
またアジアでは中国や香港、またはタイなどの国で浸透しています。

少し説明するとスヌーカーは一般にビリヤードとして知られている9ボールと比べてルールが違うどころかテーブルそのものが違うのです。
画像では大きさは分かりにくいですが面積は普通のビリヤードテーブルの約2倍。
当然距離が大きければ大きい程狙いを正確にする必要があります。
そしてボールの大きさですがこちらはポケットビリヤードよりも2回り程小さくできています。
つまり手玉を突ける範囲がかなり制限されることになります。
さらにテーブル6箇所に設置された穴、ポケットですが通常のビリヤードテーブルはボール2個分以上の幅を取っているのに対しスヌーカーテーブルはボール1.5個分程度しかありません。

テーブルが大きい、ボールが小さい、ポケットが小さい、3拍子揃った難易度最高レベルのビリヤード種目なのであります。




さらに1拍子追加するとスヌーカーテーブルには台それぞれに”ナップ”と呼ばれる芝目のようなものがありこのナップによって正確にショットしてもボールがポケットに向かわないことがしばしばあります。
プロの試合では特にこのナップを含めたテーブルコンディションをいかに早い段階で掴むかが重要になってきます。

さてずらずらとスヌーカーがいかに難しいかを説明した上でルールを簡単に説明すると、9ボールのように最後のショットを入れたほうの勝ち、ではなくて得点を競います。

テーブル中央下に15個の赤玉(以下レッド)が三角形に並んでいます。
これが1点です。
そして各所に設置されている他のカラーボールが2~7点です。
一番下に位置したブラックが7点、レッドの集まりのすぐ上のピンクが6点、ブルーが5点といった具合です。

まず最初にプレイヤーはレッドを狙わなければいけません。
そしてレッドをポケットしたらそこで初めてカラーボールを狙う権利を得ます。
当然最も高得点のブラックを狙うことが勝利への近道です。
カラーボールは入ったら(ポケットされたら)元の位置へ戻ります。
つまり赤→カラー→赤→カラーという流れになります。
当然狙った玉が入らなければ相手と交代です。

15個目のレッドがテーブルから消えたら得点の一番低いカラーボールからポケットしていきます。
ここからはカラーボールもレッド同様にテーブルには戻らなくなります。
イエロー(2点)、グリーン(3点)、ブラウン(4点)…と落としていき最後のブラックを落とせばテーブル上には手玉しか残っていない状態になります。
これをクリアランスと言います。

さらに一度もミスを挟まないで連続してボールをポケットし続け100点を超えることを”センチュリー・ブレイク”と言います。
しかしこれは滅多に見られないためファンからは「縁起の良い物」だとか「見ると幸せになれる」とまで言われているそうです。
ちなみに日本チャンピオンで現在国内ランキング1位のスヌーカープレイヤー福田豊選手でさえも数えるくらいしか達成したことはないそうです。

そして事実上の最高得点はレッドとブラックの組み合わせで8点、それに最後のカラーボールのクリアランスを足して147点となります。
しかしこの147(ワンフォーセブンと呼びます)は幻と言っていいほど難易度の高いもので、公式戦でこの147を叩き
出した選手にはそれだけで優勝賞金に匹敵する程の金額がもらえるのです。
世界ランキング1位の選手でも達成したことがなかったりするほどのモンだったりします。
スヌーカーはシーズンを問わず一年中プレーされますが、本場のイギリスでも年に1度出るか出ないかという大変なものです。

しかし、私は…見た。
映像だけど。

続く
[PR]
by zephyr_garden | 2005-06-17 05:39 | スポーツ
<< マジックナンバー147 留学白書 >>